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お盆とWAGOKORO
 
お盆は先祖を敬う心を大切にし、
感謝の気持ちをこめて、
岐阜提灯を飾りましょう。

1.お盆のはじまり
 お盆は、先祖の精霊をお迎えして供養する大切な行事として、仏教の伝来以前から毎年欠かさず行われてきたものです。この時期は米の収穫が見込める頃であり、その収穫への感謝を込めて、田畑を耕してきた先祖へ乾物や麺類などをお供えし、提灯の灯りで精霊を迎えて慰め、日頃の農耕の労を癒す祭り事として行われてきました。仏教の伝来以降は、日本人の寛容さから仏教の教えやその行事との融合が図られてきましたが、地域や仏教の宗派によって行事の様式や形態は異なるものとなっていきました。
 江戸時代、お盆は日本の家庭で旧暦の7月15日を中心として行われてきました。明治時代に新暦(太陽暦)が採用されると、都市部では新暦の7月15日を中心とした日程になりましたが、農家にとっては一年中で最も忙しい農繁期と重なってしまい、ゆっくりと先祖供養をすることができないことから、一カ月待って8月15日を中心に月遅れのお盆とする地域が現れました。

2. 新盆のならわし
 初めてお迎えするお盆を「新盆・初盆」といいます。初盆を迎えた家に向けて、葬儀に参列した人々の中で親しい人、お世話になった人が提灯や盆菓子などを贈る習慣があります。はるか昔に亡くなった先祖に比べ、つい最近まで家族の一員だった人に対してより追慕の気持ちは強く、特別におもてなしをしたいという心から、初盆の風習は始まったといわれています。家族や友人が集まり、初めて先祖の精霊が家に帰るため、丁寧に供養されます。

3.盆提灯を飾ること
 お盆の行事は、推古天皇の606年に行われていたことが、日本書紀に記されており、平安・鎌倉時代に定着していたことがわかっています。江戸時代に入ると民間の行事として盛んになり、お盆に親族や知人の家を訪ねて、お米や素麺などを贈答する「盆礼」の風習が行われるようになりました。これがお中元の起源ともいわれています。
 また、鎌倉時代の京都において、お盆に精霊を迎えるための目印として、門前に高い竿を立てたその先に提灯を揚げる「高燈篭」が行われ、その風習が盆提灯を飾るという形で今に引き継がれてきたとされています。

4.盆提灯を贈ること
 新盆を迎える家に、親戚や子供、親しかった友人から故人の精霊を華やかに迎えて慰める供養の意味で「盆提灯」を贈り、お供えする習慣は、日本古来の風習として伝えられてきました。提灯は精霊を送迎する意味だけでなく、生前のご恩に対する感謝の気持ちと精霊に安らかに成仏して欲しいという祈りを込めて行う先祖供養の表し方です。

5.お盆の行事
8月もしくは7月(地域による)
1日 よみの国の扉が開き精霊が里帰りするため旅立つ日
盆提灯を飾り始める
7日 先祖の精霊にお供えする食器類を洗い準備する日
お墓の掃除に出かける
12日 「盆花」を採取する日
13日 お盆の入り
「精霊棚」のお飾りを済ませてから、お墓参りに出かける
〔迎え盆〕=〔迎え火〕を焚き、提灯に火を入れて、先祖の精霊をお迎えする
14・15日 先祖を供養する2日間
会食や読経をして過ごす
16日 お盆の明け
先祖の精霊が帰る日
〔送り盆〕=〔送り火〕を燃やし、精霊を送り出す

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